お知らせ

2001年3月1日

野村證券 金融研究所

金融数理分析課

本年3月発行予定の、貸付債権担保住宅金融公庫債券(RMBS)は、ABSではなく、公庫の発行する固定利付き債券であるという解釈も成り立つものと考えられます。したがって、現行のNOMURA-BPI組入れ基準では、組入れ対象銘柄に該当するという判断も成り立ち得ると考えております。

しかしながら、本債券については、償還スケジュールが変動することなどから、NOMURA-BPIに組入れた場合、ポートフォリオ指標(単利、複利、残存年数等)の計算が困難になるなど、現状ではインデックスの維持管理上、若干の問題があると考えております。このため当面の間は、本債券のNOMURA-BPIへの組入れを見送ることとさせていただきます。

このような問題は、今後本債券の流通市場の発達と取引習慣の確立等によって、解決されて行くものと期待されます。したがって、今回の決定は、本債券および本債券と類似のスキームによって発行される財投機関債等について、将来においてもNOMURA-BPIの対象銘柄としないとするものではありません。流通市場の動向等を参考に、今後も検討を続けて行く所存です。

今後ともNOMURA-BPIをよろしくお願いいたします。




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