お知らせ

野村證券 金融市場調査部
ボンド・インデックス課
2010年3月31日

NOMURA Swap Index公表データ拡充について

NOMURA Swap Indexでは、現在1〜10年(1年刻み)と12、15、20、25、30年の合計15種類の年限に関する投資収益指数・リスク指標を公表しておりますが、2010年3月31日より、年限1〜40年における1年刻みでのNOMURA Swap Indexの公表を開始します。各年限の基準日(投資収益指数を100とする時点)は次の通りです。

  1. 年限1〜20年 2002年3月末
  2. 年限21〜30年 2005年9月末
  3. 年限31〜40年 2009年3月末

今回の変更によりNOMURA Swap Indexにおいて計算対象とする円金利スワップ取引は図表1の通りです。

(図表1)NOMURA Swap Indexにおいて計算対象とする円金利スワップ取引
年限(40種類) 1年から40年(1年刻み)
想定元本 10億円
レート 固定 年限1〜10年(1年刻み)、12、15、20、25、30、35、40年(注1) 野村證券が提示するスワップレートのミッド・レート引値
上記年限以外 推定値
変動6カ月LIBOR
約定日(2種類) 1カ月リバランス前月末営業日
6カ月リバランス3月または9月末営業日
(注1)2002年4月から2005年9月は年限1〜10年(1年刻み)、12、15、20年が計算対象であり、2005年10月から2009年3月は年限1〜10年(1年刻み)、12、15,20、25、30年が計算対象である。


なお、図表1にいう固定レートは推定イールドカーブにより算出します。このイールドカーブは図表2に示す円金利スワップレートと円LIBORをもとに推定します。



(図表2)イールドカーブ推定に利用する円金利スワップ取引と円LIBOR運用
円LIBOR運用 年限(4種類)1、2、3、6カ月
約定日計算日
円金利スワップ取引 年限(15種類)1〜10年(1年刻み)と12、15、20、25、30、35、40年(注2)
固定金利野村證券が提示するスワップレートのミッド・レート引値
変動金利6カ月LIBOR
約定日計算日
(注2)2002年4月から2005年9月は年限1〜10年(1年刻み)、12、15、20年を利用し、2005年10月から2009年3月は年限1〜10年(1年刻み)、12、15,20、25、30年を利用する。


従来は最長30年の年限における円金利スワップ取引をもとにイールドカーブを推定しておりましたが、今回の変更により年限35、40年の円金利スワップ取引も追加してイールドカーブを推定いたします。

30年超を加えることなどを考慮して、イールドカーブ推定モデルにおけるパラメータの一部について推定方法を変更し、投資収益指数などを各年限における基準日時点から再計算しております。今回の変更前後での投資収益指数などの比較として、変更後から変更前の値を引いた差を、特に影響が大きかった15年以上の年限における各インデックスに関して、図表3、図表4に掲載します。図表2では直近2010年3月29日における累積投資収益指数の差を、図表4では基準日から2010年2月における月次リターンの差の最大値・最小値を示しております。

(図表3)累積投資収益指数の比較(変更後-変更前)(2010年3月29日時点)
年限 1カ月リバランス 6カ月リバランス
15年 0.961 0.700
20年 -3.145 -2.548
25年 1.076 0.967
30年 -2.540 2.260


(図表4)月次リターンの比較(変更後-変更前):基準日から2010年2月における最大値・最小値
    月次リターン(年率換算後)
15年(1カ月リバランス) 最大値 0.35%
最小値 0.01%
15年(6カ月リバランス) 最大値 0.34%
最小値 -0.53%
20年(1カ月リバランス) 最大値 -0.06%
最小値 -1.13%
20年(6カ月リバランス) 最大値 1.86%
最小値 -1.06%
25年(1カ月リバランス) 最大値 0.39%
最小値 0.15%
25年(6カ月リバランス) 最大値 0.38%
最小値 0.05%
30年(1カ月リバランス) 最大値 -0.34%
最小値 -0.91%
30年(6カ月リバランス) 最大値 -0.22%
最小値 -0.84%

なお、今回の変更による影響の詳細については担当セールスにお問い合わせ下さい。

今後ともNOMURAインデックスをよろしくお願いいたします。

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